DIY賃貸ご存知ですか?
最近よく耳にするようになってきましたね。
通常、マンションやアパートなど賃貸物件は、入居者が退去したあとに
次の入居者の為に原状回復工事をするのが一般的です。
壁クロスを貼り替えたり、床のフローリングやCFを張り替えたり
古くなれば時にはユニットバスやキッチンを交換したりと
オーナー(貸主)さんは工事費など大変でした。
退去者も状況によっては一部負担する必要性も出てきます。
現在、世の中には住宅があふれています。今後もますます増えて行きます。
中古住宅の流動性を活性化する為に国土交通省が推進しているのが
DIY賃貸です。
簡単にいますと、貸主さんは新しい入居者に原状回復工事をしないで
貸し出すことができるということです、
そして新しい入居者はそのままでもいいし、
自分たちで自由にカスタマイズしていいようになっています。
(細かくは物件毎に取り決めは色々ありますが)
クロスを好きなものに、床を貼ったり、棚をつくったり
プチDIYから大きなカスタマイズまで
今度は新しい入居者が次に退去する時になっても
DIYなどでカスタマイズしたお部屋を原状回復することなく
退去できるようになっています。
このDIY賃貸は現在様々な形で広がりだしています。
今まで賃貸物件はそのまま使ってそのまま返すことが基本で
極めて自由度がないものでした。
その壁が取り払われつつあるのです画期的なことです。
UR賃貸(UR都市機構)のDIY賃貸は有名です。
団地タイプの物件で
入居スタートから3ヶ月間は家賃が無料でその間に自由にDIYして
カスタマイズしてオッケーになっています。
そのDIYは自分たちでも、業者に頼んでもオッケーです。
ちなみに無料の3ヶ月で退去するのはダメで最低1年3ヶ月住まなくていけません。
入居期間中は、申請すればいつでも工事は可能です。
次の写真は先日内覧会で拝見してきた、築40年のマンションです。
DIY賃貸で1棟リノベ物件です。
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リフォーム前の状態です。これがDIY賃貸でこういったプランにできますよ
といったものが下記の写真です。
間仕切り壁を造作してそこに窓引き戸をプラスしたもの
空間環境が激変します。
壁クロスに黒板クロスを使用。予定やto doリストなどを書くことも
オシャレにチョークボードデザインをして楽しむのもいいですね。
壁クロスだけでなく、paint塗料でもチョークボードペイントがあります。
塗装した上からチョークで書くことができるのです。
DIY賃貸は、国土交通省がDIY型賃貸に関する契約書式例とガイドブックを
公表しており、さらにあらゆることに対応するべくガイドライン作りが推し進められています。
まだまだ制度化において問題点も多くありますが、そのことが随時クリアになって
いくことでしょう。
今後も随時詳しく説明して参ります。
当社リフォニアとしましても、DIY賃貸普及に向けて活動していく思いでいます。