サイディング材のひび割れ
モルタル壁だけでなく、サイディング材にもひび割れ、クラックは発生します。
まず原因としてはモルタル壁と同様、地震や自然環境などの劣化によるものです。
それよりも多くの原因はサイディング材の間と間、板間の目地
シーリングの劣化によるものが多いです。
目地シーリングはサイディング材とサイディング材をつなぎ、緩衝材的クッション性と
気密性を保つものです。
このシーリング材が劣化してひび割れや剥離を起こしだすとサイディング材にも影響を
与えだす可能性が増えてきます。
シーリング材による緩衝材的役目が低下してサイディング材に地震などの振動が
場所よっては直接付加がかかる部位が増えてくるからです。
また、目地の劣化により雨水が浸透しやすくなることで
サイディング材が濡れたり、乾燥したりを繰り返すします。膨張、収縮の度合いが
大きくなっていくということです。
それによりサイディング材が反ってくる現象も起きてくるのです。
シーリング材がまだ性能を有している時は大丈夫なのですが、
劣化してしまうとサイディング材の制御が出来ないといったイメージです。
実際はシーリング材が完全にダメになる前からサイディング材が外側に膨らんで
きている場合も少なくありません。良く見るとあったりします。
このことは、シーリング材の劣化だけではなく、表面塗膜の劣化によるものも
影響を与えてもいます。
総論として、10年近くになってシーリングや塗装が劣化してくると
その他の部位にも劣化が生じてくるということになります。
サイディング材のクラックや反りは早めにお手入れを考えていくことが大事です。
このことでは漏水が心配というよりは(比較的大丈夫である)
すぐではないですが、いづれ
外装材がダメになっていくことの方が大きな問題です。メンテナンス費用が高くなる
可能性を大いにもっているからです。
こういった箇所があるようでしたら、一度無料外壁点検をおススメ致します。
お気軽にお問い合わせ下さい。
次回はその他の部位の気になるクラックについてお話致します。