外壁のひび割れ(モルタルver.)
【日本一わかりやすい外壁リフォーム講座】第6回
窓の角からひび割れが
外壁は経年劣化によりひび割れが発生します。
通常の振動や地震など、その他紫外線や風雨によって塗膜が劣化してなど
応用力のかかる箇所にひずみが発生して
ひび割れが発生します。
ひび割れはクラックと呼ばれています。ご存知の方も多いかと思います。
表面上の軽いひび割れヘアークラックや中まで貫通したクラックなど、
またひび割れの幅、大きさも千差万別です。
まずよくあるのが窓サッシの角から出ているクラックです。
外壁モルタルの開口部はひび割れしやすい箇所です。
ヘアクラック、塗膜の表面上に発生する細かいクラック
よくあるクラック
縦に走っているクラック
横に走っているクラック
上記がよく見受けられるひび割れです。
クラックの種類を言葉で分類すると
①細かい表面上のヘアクラック
②モルタルの収縮によって起こる乾燥クラック
③奥まで繋がっている貫通クラック
④モルタル施工時のつなぎ目、縁切れクラックやコールドジョイントと呼ばれている
⑤地震や地盤沈下、建物の欠陥などによる構造クラック
それぞれ度合いにもよりますが、それぞれにあったひび割れ補修方法があります。
ヘアクラックなどの細かいひび割れは塗装の際の下塗り材で対応することできます。
それ以上のもになってくると、
フィーラー材の刷り込み
コーキング刷り込み
樹脂モルタル左官
などが主な補修方法です。
一番おすすめなのはフィーラーの刷り込みです。
補修跡が比較的目立たなく処理が出来、なおかつ効果があるからです。
また0.3mm以上のクラックの場合、UカットシーリングやVカットシーリングという補修方法をする場合があります。
これはひび割れ部分をあえてUの字やVの字にカットして広げて、
その部分にプライマー塗布後シーリング処理をします。
ひび割れしにくくする為です。
そしてさらにその上から樹脂モルタルで左官して成形していきます。
この工法は木造モルタルよりも、RCなどコンクリート向けです。
木造モルタルではモルタルの厚みがないので補修跡も目立ちやすく、
効果的にもあまり、、です。
クラック箇所が多いとさらに全体にパターン(柄)をつける必要があり
工事代金も上がってしまいます。
状況によってはこの工法も必要ですが
フィーラー刷り込みやコーキング処理が一番良いと思います。
ひび割れの補修跡が気になる
補修の次に大事なのは、クラック補修したあとの見え方です。
クラック補修をしっかりおこなったことはいいのですが
そのままでは傷跡が残ってしまい外装の美観を著しく落としてしまいます。
これが非常に残念なこととなってしまいます。
次回はこのクラック補修跡の処理についてお話いたします。