外壁の苔汚れが気になる
外壁の苔汚れ
外壁の苔汚れは早いと6、7年目位から目立つようになってきます。
立地環境によるものですが、近隣に木や林があたっり、また北側など日陰になりやすく、また水分が残りやすい所に発生しやすいです。
塗膜自体も紫外線の影響による劣化と、それに伴い撥水力も低下していくので苔の付着の進行が促進されます。
- 北側など日陰になりやすい場所
- 築10年近くで外壁塗装が紫外線で劣化している
- 外壁柄の仕様がリシンで艶消しである
- 外壁仕様がジョリパットである
外壁の柄がリシンの場合は苔が付着しやすいです。またリシンの場合は新築時に艶消し仕様が多いので、どうしても付着しやすい傾向にあります。
外壁仕様がジョリパットの場合も付着しやすい傾向にあります。柄のデザイン的なこともありますが、上記のリシン同様、共通するのは艶消し仕様ということです。
なぜ艶消しになってるの?
その理由は建物に高級感を与える意味合いがあるからです。
昔の純日本家屋もそうなのですが、艶があるより艶がないほうが落ち着いた感じで高級感、高そうに見えるのです。
マット調といいます。外壁の塗装だけでなく、書籍などの紙面もそうです。それに対する言葉はグロス調といいます。光沢のあるものです。光沢があるからダメではないですし、光沢がある方が好きなことも一杯あります。ただ新築の外壁仕上げにおいては艶消しが慣習的になっているということです。
なのでリフォーム時、艶消しor艶有りにするか?ポイントとなります。
一般的には、80%近くに方が艶有りをお選びになります。汚れがつきにくい方が良いからということです。
当然艶消しがいいとおっしゃる方もいますし、艶を調整することもできます。
7分艶(艶を30%落としたもの)5分艶(艶を半分にしたもの)3分艶(艶を70%落としたもの)などがあります。
仕上塗材のつや選び何がベスト!についてはまた別途ご紹介いたします。
外壁の苔汚れは、通常の外壁汚れと同様に美観的問題です。
漏水などにつながることは殆どありません。ただ付着の度合いが進んでいくのはそのまま塗装が劣化してきていますよというサインでもあります。またコケの発生が著しいと苔の胞子などが沢山舞ってるのではといった気分的なことですかね。
早い段階であれば、水をホースなどで流してながらこすってもらえば簡単で良いメンテナンスになります。
問題は苔、通常の汚れ共に汚れが中まで浸透してしまっていると、リフォーム工事の際にも高圧洗浄でも取りきれない場合も多いです。
高圧洗浄時にバイオ、薬品洗浄するケースもありますが、それでも取れないものは取れません。
汚れが残ってて大丈夫?
一般的な単色塗装であれば問題ありません。
高圧洗浄後、塗装工程に入るとまず下塗り材を塗装します。
これはお化粧でいうとファンデーションみたいなものです。下地を整える機能を有しています。
この下塗り材が古い塗膜の汚れなどをシャットアウトしてくれます。
ではダメな場合とは?
最近非常に増えてきている意匠性サイディングの場合に問題があります。
タイル、レンガや大理石調など色々と最近のサイディングは見え方が多彩色、ミックス調になっています。
このタイプのものに一般的な単色塗装をすると、せっかくの意匠性が無くなってしまい、少し味気のない感じになってしまいます。
そこで意匠性サイディングのデザイン、色彩を新築時のままに残すにはクリヤー(透明)塗装が必要になります。
透明な塗装なので、汚れが多いと見え方としてそのままの残ってしまいます。
裏面などの見えない、見えづらい面であればまなんとかオッケーかもしれませんが。正面玄関面や通りに面している箇所だと汚れが目立ってしまいます。
クリヤー塗装ではなくて単色塗装の方が良い方は問題ありませんが、クリヤー塗装をご希望の場合は重要なポイントです。
意匠性サイディングの場合は、苔汚れや通常の汚れは早くから出始めることも多いので、10年、もしくは少し早めの8年前後位からリフォームを気にかけていくことがベストです。
外壁のコケ汚れなどお気軽にご相談下さい。当然無料でチェック、点検させて頂きます。
まだ6〜7年しか経ってないけど汚れが気になる方もお気軽にご相談下さい。