外壁リフォーム 外壁の種類について
【日本一わかりやすい外壁リフォーム講座】第4回
今回は木造住宅の外壁仕様についてお話致します。
前回は簡単に工法的なことをお話しましたが、今回は木造住宅の外壁について説明して参ります。
外壁の仕様には、大きく2種類があります。
モルタル仕上げかサイディング仕上げの二つです。
モルタル仕上げは、外壁をモルタルで仕上げたあとにパターン(柄)を吹き付けています。このパターンにも何パターンかあります。名称としてはリシン・吹付タイル・スタッコ等です。最近多いのはリシンです。
その他ジョリパットで仕上げたものも多いです。
アイカ工業さんの商品で数多くのパターン(柄)があります。リシンと同様こちらの仕様も多いですね。
上記に加えて最近では木造でALC仕上(パワーボード)げも多くなってきています。ちょうど築10年を迎えるものが多いです。このALCは、前回お話したALC造と厚みが違います。ALC造は約10cm位でパワーボードは40cm弱位となっています。
次にサイディングは工場生成されたパネル状のものです。材質によって呼称が違います。一番シェアが高いのが「窯業系サイディング」です。セメント質と繊維質を主原料として窯を使って高熱処理をして作られています。デザインや柄のバリエーション非常に豊富です。全体の7割近いシェアとなっています。
「金属系サイディング」こちらは金属板(ガルバリウムこ鋼板やアルミニウム合金)に断熱材をセットしたものです。軽くてシャープなイメージのもが多いです。
そして「木質系サイディング」ですがこちらは天然木を塗装で仕上げたものです。自然な風合いを残した無垢材仕様などもあります。
その他に日本ではあまり見かけませんがアメリカなどでは主流の「樹脂系サイディング」があります。窯業系サイディングなど他のサイディングよりメンテナンスが少なくてすむサイディングです。
上記の外壁仕様によって、同じ木造住宅でもメンテナンス、リフォーム方法において多少違いがあります。次回からは部位毎に劣化症状やリフォーム、メンテナンス方法についてお話したいと思います。